薪ストーヴの予約のブログから二か月経っている間に季節が夏→冬に移行しておりました。。
この時期!!薪ストーヴがやっとシーズンインですね!!
と今日は薪ストーヴ関連ではなくタイトル通り「フライパンの持ち手」完成です!!
「持ち手があればいいのに。。」との声を頂いてから随分経ってしまいましたが・・「これだ!!」と言う物が完成しました。
今回は関東でお取り扱い頂いております「atsu leather works」の外山氏と「moquip」さんの2ブランドさんでデザインと作成です。
atsu leather worksさんHP →https://atsuleatherworks.com/
MOQUIPさんHP→http:moquip.com
数年前。とあるショップさんのイベントで初めてお会いして、手作業で作られる革製品の数々と手法に感銘を受けて、いつか何かを作りたいと片思いしており、この度念願が叶ないました。
ただ持ち手にはめるだけでは味気ない。
何とか今までにない形かつ使いやすさでとお願いし、持ち手を固定する部分は「moquip」さんの女性の閃きでこの形に。
▼革→タンニンなめしのヌメ革使用
※植物の樹脂タンニンが入った槽に長時間漬け込み時間と手間をかけて仕上げる製法の一つです。長時間漬け込む事により皮→革に変化したものをピット槽鞣し(なめし)と言う
※鞣す(なめす)とは→腐らないようにする事
※漬け込む期間だけで30日間要し世界的に見ても珍しいピット槽なめしですが、日本刀や日本酒・和紙など世界に類を見ない製法でかつ伝統としてして存在している製法と同じような伝統的な製法と言えばわかりやすいのではないでしょうか。そして、日本でその製法を施しているのは今では数社しかないそうです。
その時代に逆行するような手間のかかるものづくりから経て、完成した革を使用し、その作業工程を知るとより一層「愛着」が沸いてきます。
また、100%植物性でなめされたタンニン革・ピット槽でなめされた革が正しくはヌメ革と称されます。
▼革の説明→北米産のステアハイドを日本でピットなめしされた革
▼革の部位→ショルダー(肩))の部分になり、牛がエサを食べるのに首を上下に振るため、柔軟な部位となります。元々は5mm以上になる革をフライパンの持ち手に適した1.5mmの厚さに手作業にて磨きあげています。
▼製作者 外山氏より→使い込む程に「あめ色」にエイジングされ、タンニンなめし特有の艶が増す商品となっております。
普段からタフに扱う嫁(私)が使用後装着したまま、洗って濡れても濡れた手のままで使用しても、綺麗な形を保ち使えば使うほど綺麗な飴色に育ってきています。
また、常日頃から革と向き合って仕事をされている為、細部の縫製から端の仕上げまで拘り美しい仕上がりになっております。
是非。フライパンをお持ちの方に、フライパンと一緒に育てて欲しい。
使って育つ・長く使える
「TKフライパンのハンドグリップ」です。